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●杉浦康平さん選書リスト
■マンダラ宇宙│■生命の記憶・気の流れ│■シンボルの文化│■渦巻くかたち・五感をひらく│■漢字の力│■スギウラ・ブックス
[「本」の妙を伝えたい]
流動してやまない大自然。人の身体もまた、生きて変化しつづける動的均衡の有機体である。凝集し散逸しつつ、天地自然を流れ動く生命の本質を、古代中国の人びとは「気」と呼んだ。東洋の身体観は、固定した臓器の集合体として人体をとらえる西洋の身体観の対極にある。
このような身体観をもとにして東洋独自の自然哲学、心身の修行法が生まれでたことを、石田秀実の著作は深く悟らせてくれる。野口三千三は「からだ」と「ことば」を手がかりにして、体内に潜む大自然の感覚を目覚めさせ、三木成夫もその著作で、受精卵から成体への成長過程に刻みこまれた38億年の「生命記憶」への回帰の重要性を蘇らせる。
ヘリゲルの弓道観、L・ハーンが感じとる音空間なども、東洋的美意識の核心に触れて新鮮である。
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